統計学の入り口にいいのは?
- 統計学の入門にいい本
統計学、勉強してみようかな、と思ったのはいいものの、一体何から勉強し始めればいいのか?
どんな本を読めばいいのか?ですよねー
まずは検索してみました。
参考にしたサイトをずらずら挙げる
2013年秋版:データ分析初心者にお薦めする「基礎を本当にゼロから学ぶ」ためのテキスト5冊 - 銀座で働くデータサイエンティストのブログ
未経験者はどうすればデータサイエンティストになれるか - 銀座で働くデータサイエンティストのブログ
このTJOさんのブログは、他にも書籍に関する記事がたくさんあり、参考にしています。
統計学を勉強するときに知っておきたい10ポイント - iAnalysis 〜おとうさんの解析日記〜
一年で身に付ける!Rと統計学・機械学習の4ステップ - iAnalysis 〜おとうさんの解析日記〜
isseing333さんのブログのうち、上の記事では、同じ手法なのに2通りの呼び名が付いている手法などがまとめられていて、勉強を始める前に見ておくと有用だと思います。
こちらのXICA-Labsのサイトも、この記事以外にも統計学初学者のためのわかりやすい記事があり、お世話になりました。
いきなり本を買うのはちょっと・・・という人はコチラ
大学で学ぶ「統計学」の,入門用の講義ノートPDF。データ分析や確率統計の基礎 - 主に言語とシステム開発に関して
このページは、大学の講義のための教科書やノートのうち、誰でもダウンロードできるリンクを集めています。特に、芝浦工大と京都女子大の教科書pdfファイルは役立ちました。これだけでも、記述統計学から推定や検定、単回帰までカバーできます。なので、まずこの無料のファイルで学習して、もっと詳しく知りたくなったら本を購入すると良いでしょう。
実際に読んだ本
まず、とっつきやすいマンガからがいいなぁと思い、だいたいどこでもお勧めされているこの2冊を読みました。
実を言うと、私は始めに回帰分析偏のほうを買ってしまったのですが、甘く見てました。ちゃんと無印のほうを読んでから回帰分析偏を読んだほうがいいです。でないと、推測統計の考え方がよく分からなくなります。ただ、2冊ともちょっとお高めです。私は市立図書館で無印のほうを借りました。読むのにそんなに時間がかからないので、図書館で借りる期間で十分内容を理解することができると思います。
あと、Excelの機能と合わせて統計学を学ぶのに、以下の2冊も役立ちました。
明日からつかえるシンプル統計学 ?身近な事例でするする身につく最低限の知識とコツ (現場の統計学)
- 作者: 柏木吉基
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/04/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
EXCELビジネス統計分析 [ビジテク] 第2版 2013/2010/2007/2003対応
- 作者: 末吉正成,末吉美喜
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2014/01/25
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
この2冊は、実際のビジネスの場面での簡単な統計の使い方が具体的に書かれているので、イメージしやすくなっています。
gaccoのススメ
本以外にお勧めするのが、gaccoというオンラインの無料講座です。
gaccoとは大学教授陣によう本格的な講義を、誰でも無料で受けられるウェブサービスです。いろんな分野の講義がありますが、統計学の講義もたびたび開講しています。今は「社会人のためのデータサイエンス入門」が開講中です。
この講座も同じ内容で何回か開講されており、私も以前、受講しました。統計学ってこんな感じなんだな、というのをつかむのに最適だと思います。無料ですが、講義をしているのは総務省統計局の方や大学教授なので本格的です。また、講義の動画やスライドをpdfファイルにしたものを全部ダウンロードできます。さらに、「ディスカッション」と呼ばれる掲示板のような機能があり、そこで他の受講者や講義をうけ持った教授に直接質問できるのです!無料でここまで丁寧に教えてくれるのは、本当にお得だと思います。
「社会人のためのデータサイエンス入門」以外にも、今は開講してませんが「統計学Ⅰ」と「統計学Ⅱ」もお勧めです。「統計学Ⅰ」は統計検定3級~統計検定2級の記述統計部分、「統計学Ⅱ」は統計検定2級の推測検定部分に該当するようです。この二つの講座では、有料の対面学習コースというものも用意されていました。私は対面学習コースは受講していませんが、質問をたくさんしたい人にはいいかもしれませんね。人気の高い講座は同じ内容で何回も開講されるようなので、今後まめにチェックすると受講できるかも?
次回はいよいよ、統計検定2級の対策に使っているテキストを紹介したいと思います。